今年の禁煙支援研修会は、予想を上回る82名の参加者を迎えることができました。
シンポジウムでも活発な意見交換がなされ、またQ&Aでも盛り上がり、満足してお帰り頂けたと思います。
今年のアンケートでは、
とても役に立った28、役に立った7、特になし1、無回答1
でした。
書き込まれたご意見については、例会・反省会で検討したいと思います。
- とき
- 2014年9月7日(日) 9:30〜16:00
- ところ
- 松江市保健福祉総合センター 3階(松江市乃白町32-2)
電話:0852-60-8156 - 内容
- 別記の通り。
- 参加費(昼食代を含む)
- 医療従事者:5,000円
- 一般:1,000円
- ※無料託児あり(1歳〜就学前児対象 先着10名)
- 単位認定
-
- 日本医師会認定産業医研修・生涯研修専門 3単位
- 島根県医師会生涯教育講座 5単位
- 日本禁煙科学会 認定禁煙支援士 認定講習会受講点 2点
- 日本薬剤師会研修センター受講点 4点
- 日本プライマリ・ケア連合学会 プライマリ・ケア薬剤師認定指定講座 4単位
- ※5.の申請時、4.のシールを提出する必要がありますので4.のシールを他の用途との併用はできません。1人に2枚のシールを提供することもできません。
- 参加申込締切
- 9月2日(火)
- 締切までに参加申し込みをなさった方には、昼食をご用意しますので早めにお申し込みください。申込方法は別記の通り。
- 主催
- 日本禁煙科学会、禁煙マラソン、禁煙健康ネット(KK)山陰
- 共催
- 松江市、島根産業保健総合支援センター、しまね子どもをたばこから守る会
- 後援
- 島根県、松江保健所、島根労働局、島根労働基準協会、島根県教育委員会、松江市教育委員会、島根県医師会、松江市医師会、島根県小児科医会、島根県歯科医師会、松江市歯科医師会、島根県薬剤師会、島根県看護協会、朝日新聞松江総局、山陰中央新報社、NHK松江放送局、山陰中央テレビ、山陰ケーブルビジョン、BSS山陰放送、健康日本21推進全国連絡協議会
- お問い合わせ先
- しまね子どもをたばこから守る会
- 電話:0852-21-4945
- ファックス:0852-21-2903
- 電子メール:
- 禁煙支援研修会
- 第168回禁煙アドバイザー講習会 in 島根
プログラム(予定)
- 9:30-10:00
- 開会のあいさつ
- オリエンテーション
- 10:00-12:00
- [講演]禁煙支援講座
- 職場で喫煙対策に取組む意義
春木宥子(島根産業保健総合支援センター相談員、日本労働安全衛生コンサルタント会島根支部長) - 職場での効果的な禁煙推進のポイント
三浦秀史(禁煙マラソン事務局長) - 昼休み(ランチョンセミナー:昼食付き):12:00-12:50
- 禁煙支援最新情報
高橋裕子(奈良女子大学大学院教授)
共催:PFIZER - 13:00-15:00
- [シンポジウム]受動喫煙の無い職場の実現に向けて
- 1. 受動喫煙防止対策助成金について
沖田秀之(島根労働局労働基準部健康安全課長) - 2. 島根県医師会産業医部会の立場から
山崎一成(島根県医師会産業医部会部会長) - 3. 産業医として関わっている職場の現状
野津立秋(松江市医師会会長) - 4. 職場の禁煙対策のキーマンは事業主―事業主の意識改革から
杉原登司夫(医療法人社団創健会会長) - 5. 福祉施設の受動喫煙予防と喫煙者のマナー
藤田悦子(衛生管理者、心の相談室代表〈保健師・産業カウンセラー〉) - 6. 当社の喫煙対策 現状と課題
恩田恵子(中国電力株式会社島根支社健康管理センター保健師) - 7. 松江市立病院における禁煙対策
山田稔(松江市立病院産業医、副院長) - 8. 指定発言
高橋裕子(奈良女子大学大学院教授) - 15:10-16:00
- 禁煙経験者の声+Q & Aタイム
禁煙経験者3名に体験をお話ししていただき、禁煙支援のパワーをもらいます。そして、参加者からの質問に研修担当スタッフが即答し、日頃の疑問を一気に解決します。 - 16:00-16:30
- 閉会のあいさつ
- 日本禁煙科学会認定試験(希望者のみ)
ごあいさつ
健康日本21(第二次)が平成25年度よりスタートし、島根県でも「健康長寿しまね推進計画」(第二次)が策定され、取組みが展開しています。しまね子どもをたばこから守る会は、色々なエベント会場でブースを設置して禁煙支援・禁煙啓発活動を行っていますが、最近は受動喫煙を気にして相談に訪れる人の割合が増えています。
禁煙外来では呼気CO濃度を測定しますが、3〜4時間前に喫煙した場合でも、かなりの高濃度の測定結果がでます。家の外で吸っても室内に戻ると、呼気により同じ空間にいる人は受動喫煙となるわけです。換気扇の下での喫煙となると、ひどい受動喫煙です。
たばこの煙は、PM2.5(粒径2.5㎛以下の小さな微粒子のことで、肺の奥深くまで入りやすく、高濃度の地域では、呼吸器・循環器疾患による死亡率が上昇することが知られている)よりさらに小さい1㎛以下であり、居酒屋や喫茶店のたばこから発生するPM2.5による汚染は「大いに危険(150以上)」「緊急事態(250以上)」に相当しますので、対策が必須です。
健康日本21の(5)喫煙の目標値は、受動喫煙の機会を有する者の割合の減少として、以下の目標値を設定しています。
- 【行政機関】16.9%(平成20年) → 0%(平成34年度)
- 【医療機関】13.3%(平成20年) → 0%(平成34年度)
- 【家庭】10.7%(平成22年) → 3%(平成34年度)
- 【飲食店】50.1%(平成22年) → 15%(平成34年度)
- 【職場】64.0%(平成23年) →受動喫煙の無い職場の実現(平成32年)
島根県では、健康日本21(第二次)をうけて「健康長寿しまね推進計画」を策定し、受動喫煙について、《敷地内禁煙をする学校を増やす。公共施設の敷地・施設内の禁煙、事業所の敷地・施設内の禁煙を実施する。「たばこの煙のない飲食店」「たばこの煙のない理美容店」等、公共の場の禁煙を推進する》が挙げられ、教育・啓発・普及活動に積極的に取組むことになっており、今年は、新たに「禁煙支援薬局」を発足させ、薬局での禁煙治療や禁煙指導の普及への取組みが始まっています。
平成26年度の禁煙支援研修会を松江市で開催するにあたり、今回は、受動喫煙のある職場における禁煙推進をテーマに、シンポジウム「受動喫煙のない職場の実現にむけて」を開催することに致しました。禁煙支援の基本を今一度確かなものにし、新たな目標に向かって各組織・事業所での取組み状況を報告して頂く中で議論を深め、リスク管理対策として協働を進めていく体制が一層充実したものとなればと願って企画いたしました。
多くの皆様のご参加をお待ちしています。
春木宥子
(しまね子どもをたばこから守る会代表/松江市医師会禁煙活動推進委員会委員/島根県医師会たばこ対策委員会委員/日本禁煙科学会評議員)
参加申込方法
ファックスによる申込
チラシPDFファイル裏面の参加申込書を印刷し、必要事項をご記入の上、送信して下さい。
- チラシ(PDF:425KB)
- 参加申込先
- しまね子どもをたばこから守る会
- ファックス:0852-21-2903
電子メールによる申込
以下の事項を記載の上送信して下さい。
- 氏名
- 職種(下記のうち該当するもの)
- 医師
- 歯科医師
- 薬剤師
- 看護職
- その他
- 無料託児をご希望の際は、お子様の人数・年齢、電話番号
- ファックス番号またはメールアドレス
- 参加申込先
- しまね子どもをたばこから守る会
- 電子メール:
交通案内
- 松江市営バス「市立病院」下車。
駐車場
松江市立病院と共用です。駐車券を会場にお持ちください。